マンションの修繕

マンション大規模修繕は、年月の経過とともに劣化した外観および内部の不具合を修復することが目的です。これは美観の回復だけでなく、修繕によって資産価値を維持することになります。 国土交通省はマンション大規模修繕の周期を12年(少なくとも1回目は新築後12年目に)と推奨しています。これは劣化の原因と耐用できる年数に起因します。 経年劣化の原因を分析すると、外観の塗装は主に紫外線や雨風を浴びることで劣化します。 塗装は美観の維持だけではなく、紫外線をブロックし、また、雨水からの防水効果を発揮します。どんな建物でも新築後10年以上も経過すれば、塗装は剥がれます。 また、住人の日々の出入りによって、共用部の玄関、廊下、階段、内壁も劣化します。見える部分だけでなく、通常は見えない内壁を支える鉄筋部分も錆の犯されている可能性はあります。 住んでいて支障がないようでも、建物の各所がダメージを受けている懸念があるので、マンション大規模修繕は一定の周期で、できるだけ早いうちに行なう必要があります。

マンション大規模修繕を行なうにあたり、まずは修繕委員会を設置して、住人全員の合意が必要になります。 住人全員が月々、修繕積立金を納めているとしても、実際の大規模修繕費用に満たない場合があり、その場合は別途、不足分の支払いを求めることになります。また、修繕期間中は不自由な生活が多少、強いられる点も理解が必要です。 同時に、住人毎に懸念事項や希望を聞いておくことも必要です。 次に、修繕業者選びです。 1世帯あたり100万円が相場と言われているマンション大規模修繕は決して安い費用ではありませんので、慎重に業者を選定しなければなりません。複数の業者に提案書と見積書を提出してもらい、実績や価額と相談します。1社だけでは価額競争が発生しない点とアフターケアの透明性を確保できない点で不適切です。 そして、いよいよ大規模修繕工事の開始となります。工事期間は約3ヶ月が相場です。